世の中には、適齢期を過ぎても独身でいる男女が少なくありません。
家族から結婚を催促されたり、婚活サイトや見合いに奔走したりと、ひと通り手を尽くしても縁に恵まれず、
晩婚化は今や大きな社会現象となっています。
先日、ある女性から「33歳になる娘がまだ独身で、心配でたまらない。
神仏に縋ってでも早く結婚できるよう祈りたい」と相談を受けました。
私は彼女に「縁というものは遅れてやってくる人もいれば、生涯独身を通す人もいます」となだめましたが、
母親の熱意に押され、お嬢さんが今年中に彼氏ができるかどうかを鑑定することになりました。
宿命が暗示する婚姻の成否
男女の縁というものは、目に見えぬ邂逅のようでもあり、定められた因縁のようでもあります。
婚姻を占う際、男女問わず、まずは先天的な命局(元々の運勢)を観て、
さらに大運(10年ごとの運勢)を組み合わせて総合的に分析すれば、その成敗は自ずと明らかになります。
例えば、女性なら「正官・七殺(夫の星)」、男性なら「財星(妻の星)」を観ます。
もしこれらの星が「死・墓・絶」といった極めて弱い状態にあれば、男女ともに結婚は難しくなります。
中には生涯独身を通す「男孤女寡」の命もありますが、これらはどのように読み解くのでしょうか。
事例:京劇俳優・王佩瑜(ワン・ペイユー)氏の命式
まずは著名人の例を挙げましょう。余派の継承者として名高い京劇俳優、王佩瑜氏です。
彼女は陳凱歌(チェン・カイコー)監督の映画『花の生涯〜梅蘭芳〜』で、
章子怡(チャン・ツィイー)演じる孟小冬の歌唱吹き替えを担当したことでも知られています。
現在48歳ですが独身です。
彼女の八字(四柱推命の命式)を解読してみましょう。
【王佩瑜氏:
1978年3月4日(旧暦一月二十六日)生まれ】
年 月 日 時
戊 甲 乙 ? (戌亥空)
午 寅 丑 ?
大運:
壬子(97年5月~ / 19歳~)
辛亥(07年5月~ / 29歳~)
庚戌(17年5月~ / 39歳~)
己酉(27年5月~ / 49歳~)
●夫の星:
彼女の命式では「金」を夫と見なします。
●命式の構造:
月柱の「甲寅」という比劫(自分と同じ属性の星)が非常に強く、
これが夫の星である「官星」に抗うため、夫の星が弱まっています。
●傷官の影響:
また、彼女は「傷官」が旺じています。
傷官が強い人はプライドが高く才能に溢れ、いわゆる「天から才能を授かった人」に多いのですが、
同時に「夫を傷つける(遠ざける)」作用もあり、結婚生活においては不利に働きます。
【運気の流れ】
●19歳〜28歳(亥水大運):
水が木を強め、結果として「木が旺じて金(夫)が弱まる」時期でした。
●29歳〜38歳(戌土大運):
寅・午・戌が合して「火局」となり、火が金(夫)を剋します。
この2つの大運はいずれも婚姻には向かず、成婚には至りませんでした。
まさに「娯楽に耽る間もなく、月日は虚しく過ぎ去り、気づけば人生の半ば」といった様相です。
彼女には2029年(己酉年・51歳)に遅れてきた愛が訪れる兆しがありますが、
かつての情熱はすでに冷め、相手も当時望んでいたような人物ではないでしょう。
相談者の娘さんの鑑定結果
さて、冒頭の母親の話に戻りましょう。お嬢さんの縁談はいつ整うのでしょうか。
【1993年11月19日(旧暦十月初六日)生まれ】
年 月 日 時
癸 癸 甲 乙 (戌亥空)
酉 亥 辰 亥
大運:
丙寅(19年9月~ / 25歳~)
丁卯(29年9月~ / 35歳~)
戊辰(39年9月~ / 45歳~)
八字を解読すると、現在は「丙寅」の大運の中にいます。
本人に結婚の意思があまりなく、動いても空回りに終わりやすいため、
今年と来年の成婚は難しいと断言します。
しかし、2029年(己酉年・36歳)、夫の星が「桃花(モテ期・良縁)」を伴って巡ってきます。
この年に結婚するでしょう。
相手の特徴と傾向は以下の通りです。
●相手の特徴:
地元の人間ではなく、背はそれほど高くないが、端正な顔立ちのハンサムな男性です。
●注意点:
宿命的に、一度の結婚で添い遂げる(初婚で生涯を終える)のは難しい命式と言えます。
さあぁぁ、、、いかがでしょうか。
以前もご紹介した通り、四柱推命はまさに人生の「天気予報」と同じです。
それは単に未来を当てるためではなく、「命(めい)を知り、凶を避ける」ためにあります。
自分自身の「人生の取扱説明書」を知ることは、追い風の時に加速し、向かい風の時に守りを固めるための知恵なのです。
明日雨が降ると分かっていれば、傘を持って出かけ、濡れるのを防ぐことができますよね?
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