「気の流れを物の位置で制御する・住宅の選び方・インテリアで運気アップする方法」

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占い

風水は5,000年以上も昔の中国で発祥した環境哲学であり、自然と人々の暮らしをより良いものにするための智慧として受け継がれてきたものです。


日本で風水と言えば「気学」や「九星占い」を思い浮かべる方も多いと思いますが、気学や家相を用いた風水と、中国に伝わる風水が大きく異なることは、日本ではまだあまり知られていないようです。


古い中国の思想において、自然界に存在する森羅万象は、陰と陽に分けられると考えました。


例えば、男性は陽で、女性は陰、昼は陽で、夜は陰、固いは陽で、柔らかいは陰、といったように、あらゆるものを相対的に表しているのが陰陽理論です。


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上の図は「太極図」と言います。


左側の白い勾玉の形をしている方が陽(中にある黒丸は陰)を表し、右側の黒い勾玉の形をしている方が陰(中にある白丸は陽)を表しています。

この太極図が表しているのは、陰が極まれば陽に転じ、陽が極まれば陰に転じる、という概念です。


そして、それぞれの陰陽の中に、小さな黒丸、白丸があることから、陰の中にも陽があり、陽の中にも陰がある、ということが分かります。「どちらか一方に偏らない」、「完全に対立しているのではなく、互いが混じり合っている」という状態が上手く表現されている図です。


論語に出てくる孔子の言葉に、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」という一節があるように、何事も偏り過ぎると病気になったり、物事が上手くいかなくなったりするので、「バランスが大切ですよ」と、この太極図が教えてくれています。


どちらか一方に偏らない状態、バランスを保つことを、「中庸」と言います。相反するものがあるからこそ、中庸という言葉が生まれます。ですから、陰が悪くて、陽が良い、といったような概念はありません。

陰にも、陽にも、それぞれに「役割」があり、どちらも必要なものです。風水においても、陰と陽の役割を理解し、上手くバランスを取りながら活用させることが大切です。


五行とは、中国古来からの自然思想であり、この世の万物は「木・火・土・金・水」の5つの要素から成るという関係性を表すものです。五行には、相手を生かし運気を強める「相生(そうじょう)」の関係、相手の良い部分を奪ってしまう「相剋(そうこく)」の関係があります。

◎相生関係
例えば、鉱物は土の中から生み出されるため、土から金が「生まれる」という気が生じます。
このように、相手を生かす関係を「相生」と呼びます。相生の関係は、上の図でいうと時計回りに進んでいく関係です。

◎相剋関係
火と水の関係、金と木の関係のように、互いに衝突し合う関係性を、相剋関係と言います。
例えば、火に水をかければ火は消えてしまいますよね。また、ノコギリ(金)は木を切り倒してしまいます。このように、相手の良い部分を剋してしまう関係を「相剋」と言います。

「相生」の関係を上手に活かし、「相剋」となるような関係を避けることが、風水を実践していくための基本となります。


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北斗占い師学院はいつでも風水学で、ご来店のお客様方々に周りの環境を改善することを心がけております。卷轴下.png